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OSTÜ(オストゥ) [そとごはん、そとワイン]

2014年09月28日(日曜日)

 ここ1ヶ月ほど、週にたった1日しかない休日でさえ、訳有って家に閉じこもったままの籠の鳥みたいな暮らし向き。ストレスとまで云う程ではないにしろ、いい加減に何かしらの気分転換がしたくなって、友達に救援要請メールを送る。日曜ランチに付き合って貰って、その後で1つ展覧会でも観られたら嬉しいな。

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タグ:イタリアン

“Le Ballon” ヴァロットンの秘密の恋 [ART]

Le Baloon.jpg
◆フェリックス・ヴァロットン / 『ボール(Le Ballon)』(1899):パリ、オルセー美術館蔵

 「果たしてそこに秘密と呼べる様なものが本当に存在するのか否か」。

 そう書き出して、私のペンを持つ手はぴたりと止まって、それきり動かなくなってしまった。

 あまりに皆が揃いも揃って不思議な絵だ、どこか秘密めいていて不穏だなどとしたり顔して語る様になって来たもので、天の邪鬼な質(たち)で素直でない私は、このところそんな状況が少々気に食わなくなっていた。世に出した絵の解釈は全くの自由だけれど、あんまり勝手な想像ばかりが一人歩きしてもらっても面白くない。そこで、完全にそれを否定するつもりは無かったにしても、皮肉の一つでも吐いてはぐらかしておこう、謎解きの答は永遠に正解が導けない様に煙に巻いておこうと、そんな話を書くつもりで私は机に向かった筈だった。

 しかし、それももういいだろう。多くの時が流れ去った今では、誰もそんな与太話を好んで聞きたがりはしないだろう。それならば、偶には素直に語ってみよう。この絵を描いたあの頃、思いの深さはどうあれ、私は或る一人の女性に密かなる思いを寄せていた。それを自ら語る事でしか、この『Le Ballon(ボール)』と云う作品に私が潜ませた私の心は、誰にも理解出来ないであろうから。


あくまでフィクションのお話だけど、続きも読む?


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