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赤い花 [思ったこと感じたこと]

2017年02月11日(土曜日
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 母の誕生日。余り甘い物が得意でない母に、小さめのケーキを買って、花屋さんに寄って花束を作って貰う。ここのところ白い花ばかりを買っていたので、赤やピンクといった鮮やかな色した花が何だか少し眩しいくらいだ。まじまじと眺めて、改めて思った。綺麗な色がある、手の届くところすぐにあるってのは、ごくシンプルに幸せに感じられるもんなんだね。


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 お祝いだからシャンパーニュでも開けようと、何年かずっと置きっ放しだったブルーノ・パイヤールNVを選んで栓を抜いてみたら、コルクがすっかり痩せていてガスがほとんど抜けてしまっていた。あらら・・・[ふらふら]。こんなこと初めてだ。ま、ブショネじゃないんだから、飲めないわけでは無し。こんな事もたまには有るさと、ガスの全く抜けたシャンパーニュを、初めからのスティル・ワインだと思って飲む。それは不味いわけじゃない。ブルーノ・パイヤールは大好きなシャンパーニュだもの。でもやっぱり、泡がないと気持ちは上がんない(苦笑)。


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 じゃ、こっちはどうだろうと、赤も長期在庫(^^;を引っ張りだしてみた。正確には覚えてないけど、20年くらい前に仕事上のお付き合いで1ケース12本買ったシャトー・メルシャンの長野メルロー桔梗ヶ原1995。フランス品種のブドウを100%使って本格的なボルドー・スタイルを目指した国産ワインで、これが若い内はタンニンが手強くって、抜栓してすぐに飲んだらただただ渋いばっかりのワインだったっけ。これ自体は1本3000円しない廉価版(と云うか、セカンド的なもん?)だったけど、その頃、これの上級キュヴェの桔梗ヶ原メルローが国際的に権威有るコンクールで受賞するなどして、日本のワインもいよいよ海外で高く評価されるまでのレベルになったんだ!と、そこそこ話題になったものだった。

 12本中の10本はさっさと無くなったしまったけど、残り2本の内1本は確か2~3年後くらいに飲んでみた記憶がある。でも味はそんなに変化しなかったと思う。だから、いよいよ最後の1本は少し長めに置いてみて、このタンニンぎっしぎしがどう変わるのか、それとも変わらないのか、確かめてみたかったんだよね。それでも、ボトリング22年後の2017年までキープしようとは夢にも思わなかったけど(苦笑)。

 で、抜栓してみました。その濃い液体は灯りに透かすとオレンジにも映る。2~3回軽くスワリングして香りを確かめるも、あんまり古酒特有のヒネ香はしない。正直云って、それ程普段から古酒をありがたくは思っていない僕にとっては、そっちの方がむしろ好感出来ちゃう(^^;。相当に渋かった過去の味の記憶を蘇らせつつ、一口含んでみる。スルっと入る。あれっ[ひらめき]、こんなにもメローな味に変化したんだ!。渋み酸味がほとんど落ち着いてはいるけど、かと云って味が抜けてしまっているわけじゃない。穏やかな、かつ奥行きのちゃんと残る熟成したメルロー。正直吃驚した。これって、ブラインドで飲まされたら国産ワインだなんて思うだろうか。ああ、若い内に「あんまり美味しくないな、国産のメルローなんて」だなんて評価をしてました。その頃の僕はさ、所詮カリフォルニアが世界で一番美味しいんだ、って信じてた頃だもの、無理もない(苦笑)。ごめんなさい間違ってました、桔梗ヶ原メルロー[あせあせ(飛び散る汗)]。もっと何本か残しておくべきだったなぁ。「後悔先に立たず」とはこの事ですね(^^;。




 自分で撮った赤い花の写真を眺めていたら、ふと、歌手・山本潤子の歌う『赤い花白い花』を思い出してしまった。※敢えてリンクは載せませんけど、youtubeで聴けますから興味がお有りでしたら探してみて下さい。

 「赤い花摘んで、あの人にあげよ」

 頭の中で、潤子さんが訥々と歌う声が幾度も繰り返してループしてしまう(^^ので、久し振りにお気に入りのソロ作品CDを引っ張り出す。PCのituneにも入れてあるけど、歌詞カードが見たくなってね。

 童謡の様に穏やかで優しく可愛らしい歌。でも、どこか物悲しさも内包しているふうなのは、単にそのメロディーの所為なのか、それとも、続けて歌われる「白い花」に何か別の事柄を僕が勝手に思ってしまうからなのだろうか。

 元ハイ・ファイ・セットのメンバーで旦那さんの山本俊彦氏が亡くなって、それから歌手活動をストップしてしまった潤子さん。今はどうして居られるんだろう。



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