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横浜美術館コレクションの初代宮川香山作品 [ART]

宮川香山_青華鳳凰型花器01.JPG

 ここ半年くらい、ずっと替えずに僕のブログトップのスキンとして使っていた写真の花器も、実は初代・宮川香山(1842-1916)の作品でした。これは2013年の夏、横浜美術館の所蔵コレクション展にて撮影したもの。丁度良い折なので、サントリー美術館の宮川香山展に合わせて、横浜美術館の初代香山作品もご紹介しておきましょう。


 横浜美術館の所蔵品リストで宮川香山の作品を検索(→ )すると、2016年04月現在で50作品が所蔵されていることが分かります。ですが、この数には二代目香山、三代目香山と工房物が含まれますので、それを除くと初代香山の作品は18点となる模様です。今回ここで写真を載せられるのはまだ一部のみ。追々、全部を写真に撮れたら嬉しいのだけど(^^。

宮川香山_青華竹之図花瓶01.JPG
◆青華竹之図花瓶(1897-1912)

宮川香山_青華竹之図花瓶02.JPG

 真正面から眺めるとすっと直線に立つコバルト・ブルーの竹が、潔いまでに清廉に思える図柄の花瓶なのだが、そのグラマラスな腰付きのお陰で見る角度によって随分と表情が変わるのが面白い。ちょっと眺める位置がずれただけで、竹はしなやかに曲線を描き、何やら一転艶やかにさえ感じられて来るから不思議。

宮川香山_青華竹之図花瓶03.JPG

 この花瓶は横浜財界で活躍した加賀商人の綿野吉二(参照→http://ilsale-diary.blog.so-net.ne.jp/2008-06-05)の所有品で、令孫・綿野源衛氏により2010年に横浜美術館へ寄贈されたものなんだとか。綿野自身も横浜九谷と呼ばれる焼き物の販売元であるから、真葛香山はいわば同業者。両者にこうした接点が有るとはとても興味深い。


宮川香山_青磁香炉01.JPG

宮川香山_青磁香炉02.JPG
◆青磁香炉(1912-16)

 制作年からすると、香山最晩年の作品となる青磁香炉。つまみ蓋の獅子に、彼の横浜初期の代表作でもある高浮彫四窓遊蛙獅子鈕蓋付壺(→http://ilsale-diary.blog.so-net.ne.jp/2016-04-05)を思い出す。デコラティヴな薩摩風と、ごくごくシンプルな青磁と。両極端ではあるけれど、そのどちらもが間違いなく香山の世界なのだなぁ。


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◆青磁菓子器(1913)


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宮川香山_俵ニ鼠酒盃02.JPG
◆俵ニ鼠酒盃(1912)

 掌に乗るサイズの酒盃に、小指の先ほどの小さな白い鼠がちょこり。


宮川香山_青華鳳凰型花器02.JPG

宮川香山_青華鳳凰型花器03.JPG

宮川香山_青華鳳凰型花器04.JPG
◆青華鳳凰型花器(1912-16)

 ブルーの美しさと滑らかな鳳凰のフォルムにうっとり。もしも、真葛窯が今も横浜に存在していたなら、この花器を工房物として再現してレプリカ感覚で販売してくれたら・・・。思わず横浜美術館に於ける青カバ・ウィリアムの代わりにならないかしら、だなんて考えちゃったりしてね[わーい(嬉しい顔)]

 でも、これを例えば大倉陶園(横浜だし、ブルー・ローズって代表シリーズがあるんだもの)が作ってくれたら、なかなか面白い物になるんじゃないかな、なんてふうにも(割とまじめに^^;)思ってみたり。でもそうすると、おいそれと気軽に買える値段じゃ済まなくなっちゃうんでしょうね。間違いなく(笑)。


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