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“ワインの匂い”のワインはCHIANTIだった? [Music/和ネタ]

 (11月17日木曜日)

 今日はボージョレのヌーヴォー解禁日。彼の地の収穫にさして感謝するわけでもない遙か遠~くの国の人々がなんでこんなにお祭り騒ぎをするんだか、相変わらずよく分からないのが正直なトコですが、ま、酒飲みに飲む理由を問うのも無意味なコトで、かく言うワタクシも今日はフレンチ・ワインを1本、自宅で抜栓しました。でもヌーヴォーぢゃないし、ボージョレぢゃないし(^^ゞ。

 で、そのワイン飲みながら、先ほどから人様のblogをいろいろと見せて頂いていたのですが、オフコース“ワインの匂い”のワインはどんなワインだったのだろうか?、と云うテーマで書かれていたものがひとつございまして、本当はそこにコメントを書こうかと思ったのですが、ちょっと長くなりそうなので、ぢゃ、いっそ自分のトコで・・・と思った次第でございます。


 僕が初めてこの曲を聴いた時はまだ、中学生(リアルタイムじゃないので80年前後ね)。横浜元町にはまだ小田和正氏の実家が経営していた喫茶店、「友&愛」(=You and I)があった頃ですね。僕はそこへは入ったことはありませんでしたが、小学生の頃からオフコース大好きでしたから存在は知っていたし、いつもいつかは入ってみたいなとは思っていたのです。結局は一度も店内には入りませんでしたけど、「元町=小田さん縁の街」(“みどりのまち”とか読まないよーに・・・笑)って、その頃からずっとそんなイメージが有りました。





 で、元町にはユニオンだとか、いかにも港町っぽい輸入食材を扱うお店が何軒かあって、特にそのうちの1軒、NAKA-YAさんなんかは店頭目の付くところに、色とりどりのお菓子やジュースの缶などと一緒に、スラッとしたボトルのドイツ・ワインなんかがずらり並んでいたりしたものなのです。当時はまだマドンナとか、TV・CMもしていて丸いボトルが可愛らしかったマテウス(ポルトガル)だってじゅーぶんお洒落に思えた時代です。アウスレーゼとかの綺麗なブルーのボトルなんて、もう置いてあるだけでインテリアになっちゃうくらいにお洒落に思えたものなぁ。

 僕には5つ離れた兄がいて、NAKA-YAさんでそうしたワインを時々買って来ていたものだから、僕には小田さんの書いた“ワインの匂い”のワインは、きっとこうしたワイン(多くはドイツの白、もしくはマテウスのロゼ)みたいなものだったのかなぁ~、なんて勝手に思い込んでいました。

 「小田さん縁の元町で、自分がよく見るお店に置いてあるワイン」=“ワインの匂い”のワインって、ごく単純な発想ですね(笑)。でも小田さんだってこの辺ウロウロしてたハズだし~、なんて当然の様に考えてたワケですよ(苦笑)。


 その後、この歌にはモデルがいて、それが若き日のユーミンをイメージして小田さんが書いたのだということを知ります。


 そして更に月日は流れ、つい昨年。飯倉にあるイタリアン・レストラン、キャンティの物語とそこに出入りしていた若き日のユーミンを絡めた、ちょっとしたドキュメンタリーのようなドラマ「あの日に帰りたい~東京キャンティ物語」をTVで見たのですが、それでふと、思ったのです。曲のタイトルにある「ワイン」は、当時から女性のファッションの先端を行っていたユーミンであったからこその、象徴的アイテムとして描かれていたのではないかと。

 飯倉のキャンティは、トスカーナ州で作られるイタリアを代表する有名な赤ワイン、CHIANTI(キアンティ)がその名の由来だそう。現地では、それこそ数え切れないくらい沢山のキアンティが作られているとは思いますが、使用される葡萄はどれもサンジョベーゼが主体です(75~100%)。“ワインの匂い”が書かれた1975年当時、船便で輸入されるワインは若いヴィンテージでも、かなり高価なものであったでしょう。日本国内でのワインの総消費量だって、たかが知れていたような時代。ホテルの高級レストランを除けば、ワイン自体を置いているお店でさえ、そう多くなかったはず。加えて今のように保存技術や知識、セラーなどの設備が調っていたわけでもなく、保存も難しかったと思います。とすると、ユーミンがキャンティで飲んでいただろうCHIANTIも、割合若いものだったのではないだろうか・・・。若いサンジョベーゼと云うと、そんなに重くもなく酸味の利いた、鮮やかなスミレ色の軽めのワイン?だったかも・・・。


 そんなワケで、もし小田さんがユーミン=「キャンティみたいなお洒落な店で食事とともにワインをたしなむファッショナブルな女性」と知っていて、この曲の主人公をイメージしたのなら、そのワインは実際にユーミンが飲んでいただろう?もの。それは間違いなくトスカーナのCHIANTI!。つまりは「赤ワイン」だったであろうと僕は思うようになったワケなのです。ねっ、なんか説得力ない?

※ここまで書いておいて、無責任ながら僕はユーミン御本人が本当にお酒が好きで、実際にたしなまれるのかどうかを知らなかったりします(^^ゞ。そして、ワインも赤がキライで、ずっと白しか飲まなかったかも知れないなどと云う個人的嗜好もあったなら、さらにどうしよう・・・(苦笑&汗)。

 でも、どうせ誰かが小田さん本人に直接訊いたとしても、絶対にハッキリした答えは返ってこないんだろうね。小田さんは実際にワインを飲むユーミンを直接見ていたのか、それとも東芝EMI内での社内伝聞(笑)から膨らませたイメージのみで書いたのか?。

 「そんなのどーでもいーよ。第一もう覚えてねーもん。曲を聴いてくれた人が好きに想像して下さい」としか云わなそうだよね。昔からそうだもん、あのヒネくれたおぢさんは・・・(苦笑)。


ワインの匂い(紙ジャケット仕様)

ワインの匂い(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: オフコース
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD

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コメント 16

ワイナリー和泉屋

飯倉のキャンティかぁ~、最近行ってないなぁ。
初めて行ったのは今から26年前の21歳の時。地下のレストランに行き
美味しい生牡蠣を食べたことを覚えています。
キャンティのケーキ、特にショートケーキと栗のネスラードが大好きでした。
でも、パティシエの方が変わってから、ちょっと味が好みと違っちゃい、
残念です。でも、高いケーキを買わないですむか・・・・。
by ワイナリー和泉屋 (2005-11-18 17:10) 

yk2

ワイナリー和泉屋さま:
 コメントありがとうございます~。
ワイン大好きですから、当然の様に和泉屋さんのブログはかねてより拝見させて頂いております。

 実は僕は飯倉のキャンティには行ったことがなかったりします。やっぱりお高いので・・・(^^ゞ。

 その代わりと言ってはなんですが、キャンティにいらした方が独立されてやってらっしゃる、都内某所のイル・○○ッ○さんには年に1~2度くらいはお邪魔してます。とっても美味しいし、行くと必ず頼みたい大好きなメニューもあるのですが、こちらもちょっとお値段が(僕にとっては)よいもので、もっと通いたいけど通えない・・・(泣)。

 6年程前かな。ここの「トマトとシソのスパゲッティ」を初めて食べた時はさすがキャンティ仕込みだなぁ~って、ちょっと大げさかも知れませんが、美味しくて感動しちゃいました。今時バジルの代わりに紫蘇だなんて・・・って、内心斜に構えてたんですけどね(笑)。
by yk2 (2005-11-19 07:32) 

ワイナリー和泉屋

★yk2 さん
下北沢にあるイル・ニード
http://www.brutusonline.com/brutus/regulars/gourman/shop.jsp?issue=370&backTo=list.jsp
素晴らしいです、もし機会があったら行かれてみてはいかがですか。

今後ともよろしくお願いします。
by ワイナリー和泉屋 (2005-11-19 11:52) 

yk2

ワイナリー和泉屋さま:
 イル・ニードさんの評判はやはり耳にしています。ワインのプロが「素晴らしい」と仰るのですから、本当に期待してしまいますね~。遠からず、一度は絶対に訪れてみたいと思います。お薦め頂きありがとうございました!。
by yk2 (2005-11-19 15:20) 

なんちゃってトライリンガル

わ~い!オフコースネタだっ (笑)
このアルバム、私のお気に入りの1つです♪
ん~♪ワインの匂い に出て来るワイン… あまり考えたことありません
でしたが、きっと赤だろうと思います。
説得力も何も無いけど、あの曲を聴いているとそんな気がします。
雰囲気とか曲調が、漠然とですがそんなふうに思わせるのかも…

しっかし、ボージョレ・ヌーヴォーには毎年悩まされますねぇ (-.-;)
片っ端から飲みたくなるから… ではなくて(んなわけないっしょ 笑)、
大量のワインを空輸するおかげでこの時期はいつも日本向けのフライトが
いっぱいになり、ブッキングができなくなるのです。
輸入業務を担当している私としては、貨物の出荷や納品が遅れがちになる
のでヤキモキしてしまいます。
この日もちょうどドイツから「出荷ができないのは日本へのフライト予約が
なかなか入れられないからだよ~」という泣きのメールが来ていました。
ハンパな量でないことはわかっていますが、こんなふうに直接影響を受ける
と、ホント、びっくりです。

ボージョレ・ヌーヴォーって昔一度飲んでみたけど、全然おいしいと思え
なかったなぁ (苦笑)
by なんちゃってトライリンガル (2005-11-19 20:43) 

yk2

なんトラさま:
 そっか~、輸入業務担当だから直接影響を被っているんですね、この時期は。ご愁傷様です(笑)。まぁ、ヌーヴォーも最近はマニア向けに結構良い値段の美味しい、ってウワサの物も輸入されてるみたいですよ。上にコメント頂いてる和泉屋さんのHP御覧になってみたら(笑)?http://www.wizumiya.co.jp/

 ところでドイツもやっぱり新酒で収穫のお祝いとかするの?。ボージョレよりちょっと解禁の早いイタリーのノヴェッロはよく聞くけど、ドイツの新酒って僕は全然知らないです。
by yk2 (2005-11-19 22:21) 

ゆー。

こんにちは。
こちらでは、はじめまして。
「ワインの匂い」は、僕が当時大好きだった同級生が大好きだった曲で、OFF COURSEの名前を知ったのも、この曲ででした。
甘酸っぱい思い出と共に、心に染み入る曲でもあります。
昔は白しか飲まなかったワインも、好んで赤も飲むようになりました。歳だもんねぇ....。笑
by ゆー。 (2005-11-22 16:07) 

yk2

ゆー。さん、こんばんは。
 そうですか、ゆー。さんにとって“ワインの匂い”は甘酸っぱい思い出の曲ですか。随分と昔になりますが、僕も初めて聴いた時から、エレピとガットギターの柔らかい響きに魅せられて、とっても素敵な曲だなぁと思いました。当時はどんな楽器が鳴っているのかすら判りませんでしたけどね(笑)。同級生の女の子の間でも、この曲が一番好き、って子が何人も居た様に思います。

>昔は白しか飲まなかったワインも、
>好んで赤も飲むようになりました。歳だもんねぇ

 え~、なんで赤を飲むと歳なのかな~?
僕や怪鳥さんより全然若いゆー。さんに歳とか言われちゃうと立場無いんですけど(笑)。
by yk2 (2005-11-22 23:32) 

Manbou

ここを読んでから、毎日頭の中で「ワインの匂い」がぐ~るぐる。(笑)
ゆー。さんと同じく、同級生で親しくなった友達が小田さんファンで、つられて聴いて覚えた曲です。この曲のワインといえば、赤だと、ずっと思ってたな~。
サンジョベーゼは大好き♪もう香りだけで楽しくなっちゃう。キャンティは開けると自然にハッピーになっちゃうワインだと思ってマス♪
だから涙をこぼしながら歌う女性には似合わないかな~・・・って、ちょっと思ったりして。
by Manbou (2005-11-24 01:42) 

yk2

Manbouさん:
 実は僕はキアンティは積極的には飲まないワインだったりします。だって、僕が飲めるような手頃なものは結構酸味が強いんですもん・・・(^^;。<酸っぱいワイン苦手

 どうしても僕はカベルネやメルローのように味は強いけど、酸があまりきつくないタイプのワインが好きみたいです。だからイタリアものも、つい自分で選ぶとスーパー・トスカンみたいなワインになっちゃうんですよねぇ。週末、いつも買うワイン屋さんがセールをするから、久々にキアンティ買ってみようかな。
by yk2 (2005-11-24 23:30) 

Manbou

私も決して高いのは飲んでないと思いますけれど、キャンティってそんなに酸っぱかったかな~。
余談ですけど、胃酸が多目の方は自然と酸味のものを避ける傾向があるらしいですね。
珈琲の好みでもわかります。
by Manbou (2005-11-25 23:10) 

yk2

Manbouさん:
>キャンティってそんなに酸っぱかったかな~

 なんかねー、これ好き!ってのに当たったコトないんですよねぇ。だから自然と食事に行っても頼まなくなっちゃった
って感じです。やや偏見有りかも知れないけど・・・。

 でも決して酸味全般が嫌いなワケじゃないですよ。もずく酢とかよく食べるし(笑)。あとね、お酒飲まないで食事する時は、中国の黒酢やバルサミコをリンゴ酢ドリンクや水で割って飲んだりもしますもん。

 コーヒーはイタリアン・ローストみたいに濃いのが大好き!。でもコーヒーの酸味が尖ってるのはツラいかな~。

>胃酸が多目の方は自然と酸味のものを避ける傾向がある

 はい。今日がまさにそんな日です>・・・二日酔いぎみ
by yk2 (2005-11-26 10:53) 

Manbou

キャンティもいろんな種類があるみたいですからね~。調べたらサンジョヴェーゼだって、収穫年によって酸味にすごくバラつきがあるみたいです。私がたまたま酸味のきつくないのにしか当たってないのかも。

珈琲の好みは似てますね。イタリアンローストあたりになると、もう甘み・酸味は飛んじゃってて、苦味とコクだけですよね。
そのアロマが、い・い・ん・で・す♪

それにしてももずく酢が出てくるとは・・・めちゃ意外
by Manbou (2005-11-26 23:25) 

yk2

Manbouさん:
>調べたらサンジョヴェーゼだって、収穫年によって
>酸味にすごくバラつきがあるみたいです

 さすがに探求心&好奇心が旺盛ですね。調べたんだ~(笑)。ブドウ以外の果物も同じでしょうが、雨が少ない年は果物は甘くなる。ワインはブドウの糖分がアルコールに変化して出来るお酒だから、味は日照時間(=天候)が全てみたいなものですもんね。

>それにしてももずく酢が出てくるとは・・・めちゃ意外

 ちょっと普通の生活感出してみました(笑)。
by yk2 (2005-11-27 12:03) 

水無月

はじめまして。
楽しく読ませていただきました。
オフコースは私が中学生の時に人気がありました。
(リアルタイムではないですが…)
その頃は、あまり聴いていなかったのですが最近、改めて聴くと名曲がいっぱいでした。
恥ずかしながら、この曲は分からないのです…要チェックですね!
by 水無月 (2005-12-04 13:40) 

yk2

水無月さん:
 はじめまして。コメント&nice!、ありがとうございます。

 彼ら(オフコース)は当時、個人個人ではバート・バカラック(カーペンターズを含め)やAOR、Fusion的な音楽などをよく聴いていたそうで、今聴くとそんな影響に気が付くようになっていたりして、昔とは別の発見があったりするのですよ。

 “ワインの匂い”はもう30年も前の作品。フォークとロックと言う二極的な区分しか出来なかった時代の作品です。今でこそソフトロックなんて呼び方も出来ていたりしますが、当時は一般的にどう理解していいのか、中途半端に思われて難しかったんじゃないかなぁ、なんて考えたりしています。事実、当時は全く売れなかったし(笑)。
by yk2 (2005-12-04 23:21) 

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